TimesTenでは、TTCONNECT.INIファイルを使用して、サーバーの名前と属性、および論理サーバー名とそれらのネットワーク・アドレスとの間のマッピングを定義します。この情報は、TimesTen Clientがインストールされているマシンに保存されます。デフォルトでは、TTCONNECT.INIファイルは、/var/TimesTen/sys.ttconnect.iniです。
実行時にこのファイルの名前および場所を上書きするには、TimesTenアプリケーションを起動する前に、SYSTTCONNECTINI環境変数にTTCONNECT.INIファイルの名前および場所を設定します。
UNIXでは、TTCONNECT.INIファイルにTimesTen Serverの短縮名を定義できます。TTCONNECT.INIファイルでのTimesTen Server指定の形式は次のとおりです。
たとえば、リモートTimesTen Serverのサーバー指定は、次のようになります。
[ttserver] Description=TimesTen Client/Server Network_Address=server.company.com TCP_Port=16002UNIXドメイン・ソケットを使用しているローカルTimesTen Client/Serverアプリケーションの場合、ネットワーク・アドレスをttLocalHostとして定義する必要があります。サーバー指定は次のようになります。
[LocalHost60] Description=Shm TimesTen Client/Server Network_Address=localhost TCP_Port=16002共有メモリー・セグメントを内部プロセス通信に使用しているTimesTen Client/Serverアプリケーションの場合、ネットワーク・アドレスをttShmHostとして定義する必要があります。サーバー指定は次のようになります。
[ShmHost60] Description=Shm TimesTen Client/Server Network_Address=shmhost.company.com TCP_Port=16002